[解説]
地中における最大加速度の分布図(図1)は南南東−北北西に細長い楕円の形状をしており、加速度の大きい領域は南側に広がっている。これは、地震時に断層の南側で大きなエネルギーが放出された可能性を示唆している。また、地表における最大加速度の分布図(図2)は、複雑な形状をしており、表層地盤の影響を受け複雑な増幅をしていることが伺える。とくに、震源の西の領域における広がりは、表層の影響によるものと思われる。
鳥取県日野において観測された地震動(図3)は、計測震度に換算すると震度6.6(参考値)に相当し、最大加速度(3成分の合成)は全観測点中最大の1135gal*を観測した。
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