K-NET直別観測点(HKD086)設置状況調査報告(速報)

○K-NET直別観測点における地震被害状況の模式図
地盤液状化により強震計基礎は約40cm浮上し,観測小屋(FRP製上屋)は約20cm沈降した。 また,全体が真上から見て右回りに回転した。

観測施設状況の写真はこちらです。


○強震計基礎を真上から見た状況の模式図
被災前は強震計が正確に真北を向いていたものと仮定すると,被災後は右 回りに18度回転している。 強震計基礎はグラウンドレベルから約40cm浮上した。浮上量は一様ではな く,南東方向にわずかに傾いている。クリノメータによる測定結果を平均すると, 真北から東回りに155.9度の方向へ2.3度傾斜している。



○簡易測量による観測点近傍の見取り図
直別観測点の観測小屋およびフェンスは,それぞれ右回りに12度および14度 回転したものと考えられる。 観測点の鋼管ポールは,電線で引かれる南西方向に12度傾斜している。 観測点基礎および水準点基礎周辺には深さ5〜15cm程度の小凹地が認めら れ,地盤液状化との関連が示唆される。



○観測点周辺の地震被害状況および表層地質
地形図は音別町役場発行の 直別地区現況図(1:5000)を利用。地質図は北海道開発庁発行1:50000地質 図幅(棚井敏雄,1957)を一部改変。 地震被害は,建造物被害・路面変状ともに,後背湿地と盛土に集中している。 直別観測点は後背湿地に位置しており,地盤液状化を起こしやすい地質条件 であったと判断される。