前ページ次ページ

8.2.3 新しい気象庁震度階級



表8.2.3-1 気象庁震度階級の解説表[気象庁(1996)による]

 「新震度階級」は「旧震度階級」の5と6を5弱、5強、6弱、6強に分けたものである。地震動のこの付近の強さは最も身近で多様な被害と対応しているからである。「気象庁震度階級関連解説表」は新しい震度階級に対応した身近な諸現象を示したものである。これは対象を7種類に分けているが、その中の4種; 人間、 屋外現象、木造住家および地変の部分を抜粋して表8.2.3-1に示した。震度5および6の下限の記事が昔も今もほとんど変わらない点が注目される。

表8.2.3-2には旧震度階級、計測震度、および 新震度階級の関係を示した。旧震度階級=1は計測震度=0.5〜1.4に、=2は=0.5〜2.4に、=6は=5.5 〜6.4であり、=0.5〜1.4は新震度階級=1に、=4.5〜4.9は新震度階級=5弱に、=5.0〜5.4は新震度階級5強に対応する。


表8.2.3-2 旧震度階級、計測震度および新震度階の関係

前ページ次ページ