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1.3 地震計の窓


1.3.1 地震動の周期区分

                          
 地震動を表1.3.1-1のように周期によつて区分することが出来る。例えば、身近な構造物に大きな被害を生じるような地震動はほとんど0.5秒-2秒の周期帯域にあり「やや短周期」と呼ばれる。身近な構造物の崩壊時における固有周期もほとんどこの帯域にあり、軟弱地盤の卓越周期もこの範囲にある。したがって、地震計(強震計)の感度の山もこの帯域にあるように設計される場合が多い。近年は固有周期が2秒以上の長大な構造物が増加してきたので、この成分(2〜20秒)を「やや長周期」と名づけ、強震計の周期の窓もこの帯域に広がるようになった。周期20秒-200秒の帯域は7以上の震源断層の形成される時間に相当するので、被害地震の震源の研究に重要であり、強震計の窓もこれを含むものが現れている。


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