K-NET・KiK-net 質問集
[質問1] スケールファクタについて教えてください。

[回答1]
K-NET, KiK-netで公開している波形データは、強震データファイルの14行目に

Scale Factor 2000(gal)/8388608

のように記したスケールファクタを、18行目以降に羅列されている整数に乗じることにより、加速度値になるようになっております。例えば強震データが、"16515"の場合

16515×2000[gal]/8388608=3.94[gal]

となります。公開しているデータのフォーマットの詳細につきましては こちらをご参照ください。
なお、スケールファクタは一種類ではなく、いくつかの種類がございます。

<例>
・Scale Factor 2000(gal)/8388608
・Scale Factor 3920(gal)/6182761
・Scale Factor 500(gal)/8388608


[質問2] 最大加速度の計算方法を教えてください。

[回答2]
最大加速度はデータ全長の平均値(オフセット)を引いた時系列データ から求めています。

データファイルの15行目に記されている最大加速度は、その成分の時系列データの最大値 (符号なし)を示しています。

「即時公開データ」、「地震選択&ダウンロード」、「地震検索&ダウンロード」、「データ検索&ダウンロード」ページの強震記録一覧では、N-S、E-W、U-Dの3成分をベクトル合成して得られる時系列データの最大値を示しています。 各成分についてオフセットを引いてからベクトル合成を行っています。 KiK-net観測点の場合は、地表の値を表示しています。

[質問3] N-S、E-W、U-D方向の3成分について、加速度値のプラス方向を教えてください。

[回答3]
N-S(北-南)はN、E-W(東-西)はE、U-D(上-下)はUが、それぞれプラスの値に対応しています。KiK-net観測点の地中成分のセンサ方位につきましては、 こちらをご参照く ださい。

[質問4] 地震計の特性を教えてください。

[回答4]
K-NETトップページのインフォメーションにございます、 地震計特性図の「Response Characteristic」がご参考になると思われます。

[質問5] データのサンプリング周波数について教えてください。

[回答5]
K-NETで使用している強震計には『K-NET95型』、『K-NET02型』、『SMAC-MDU型』がございます。サンプリング周波数については、 データのヘッダ11行目のSampling Freq(Hz)に記載されております。K-NET95およびK-NET02は100Hz、SMAC-MDUは200Hzに設定されております。(ただし、TKY028(越中島)は100Hzです。)
※SMAC-MDU観測点は強震計種別の項目がMDUとなっている29箇所です。 (観測点一覧)

[質問6] KiK-net、K-NETにおいて、同一観測点名における最大加速度の値が違うのはなぜですか。

[回答6]
観測点名は同じですが設置場所が異なっております。このため、計測される値にも違いが現れます。詳しい情報はインフォメーションにございます観測点一覧をご参照ください。

[質問7] K-NETの土質データですが、深さを決める基準を設けているのでしょうか。

[回答7]
K-NETの土質データは最深で20mです。それよりも浅い観測点は土質調査において、これ以上掘れないと適宜判断した時点で作業を終了しています。

[質問8] KiK-net観測点のセンサ深さについて教えてください。

[回答8]
観測点コード一覧の設置深度の項目が孔口から地中設置センサまでの距離です。強震データ中のStation Height(m)項目がセンサの設置標高となっています。 詳しくはインフォメーション配下の『ご利用方法とデータフォーマットについて』にあります『設置深度・計器標高等の定義について』をご参照ください。

[質問9] データに示されているマグニチュードについて教えてください。

[回答9]
K-NETのデータは気象庁マグニチュードを採用しています。

[質問10] データの公開・非公開の基準を教えてください。

[回答10]
以下の条件で地震データを公開しています。

・気象庁発表の震度(気象庁速報震源)が3以上の場合
・気象庁月報に記載された震度が2以上の場合(気象庁月報による登録は約1ヵ月後です。)

上記条件をもとに、ノイズやセンサの異常による地震以外の波形を除外したものを公開しております。マグニチュード、加速度、S/N比等に閾値は設けておりません。異常があるため正式に公開できないデータは、こちらよりご利用いただけます。

[質問11] 1996年より以前に起きた地震の波形データをダウンロードすることはできますか。

[回答11]
K-NETは兵庫県南部地震後に整備された観測網で、1996年6月から運用を開始しています。KiK-netはHi-netに併設された形で1997年6月より運用を開始しています。 1996年以前のデータにつきましては、気象庁などにお問い合わせいただくのがよろしいかと存じます。なお、気象庁のデータは、気象業務支援センターから入手することが可能です。

[質問12] 公開データの測地系について教えてください。

[回答12]
旧K-NETサイト及びKiK-netサイトでは日本測地系を、新K-NETサイトでは世界測地系を採用しています。KiK-netの世界測地系でのデータはこちらをご参照ください。

[質問13] 地震選択画面において、地震一覧の発生時刻やマグニチュードが表示される枠内のみをファイル形式でダウンロードすることはできますか。

[回答13]
本サイトでそのような機能はございません。

[質問14] tar.gzファイルの解凍方法、psファイルの扱い方を教えてください。

[回答14]
本サイトのインフォメーション配下のご利用方法とデータフォーマットにございます"tarおよびgzipについて"をご参照ください。 拡張子".ps"はPostScriptImage Fileです。フリーウェアの「GhostScript」や市販ソフトの「Adobe Illustlator」などで扱えるフォーマットです。ps対応プリンタであれば高品質な印刷が可能です。

[質問15] K-NETのサイトが、wwwold.k-net.bosai.go.jp と www.k-net.bosai.go.jp の2つありますが、両者の違いを教えてください。

[回答15] こちらのページにまとめてありますので、ご覧ください。


[質問16] 粒子軌跡のデータの帯域を教えてください。[新K-NET]

[回答16]
Fl〜FhをパスバンドとしFsを遮断周波数としたチェビシェフI型(等リップル通過帯域型)のバンドパスフィルタを採用しています。なお、正式公開ページでは、フィルタパラメータはマグニチュード(Mj)で場合分けしています。
【Mj < 4.5】Fl = 1.0Hz, Fh = 2.0Hz, Fs = 4.0Hz
【4.5<= Mj < 5.5】Fl = 0.5Hz, Fh = 1.0Hz, Fs = 2.0Hz
【5.5<= Mj < 6.5】Fl = 0.2Hz, Fh = 0.5Hz, Fs = 1.0Hz
【6.5<= Mj】Fl = 0.1Hz, Fh = 0.2Hz, Fs = 0.4Hz
Ap=0.1, As=5.0

即時公開ページでは、マグニチュードの情報がないので、観測点数(n)で場合分けしています。
【n < 10】Fl = 1.0Hz, Fh = 2.0Hz, Fs = 4.0Hz
【10 <= n < 40】Fl = 0.5Hz, Fh = 1.0Hz, Fs = 2.0Hz
【40 <= n < 80】Fl = 0.2Hz, Fh = 0.5Hz, Fs = 1.0Hz
【80 <= n】Fl = 0.1Hz, Fh = 0.2Hz, Fs = 0.4Hz
Ap=0.1, As=5.0

参考文献:1978「漸化式デジタル・フィルターの自動設計」 斎藤 正徳 物理探鉱 第31巻 第4号 240-263

[質問17] SI値分布のダンピング係数の値を教えてください。[新K-NET]

[回答17]
20%です。

[質問18] 公開ページの最大速度分布で使用しているフィルタを教えてください。[新K-NET][強震観測網]

[回答18]
平均値を引いてバタワース型ハイパスフィルタをかけて台形積分しています。
フィルタパラメータは以下です。
Fl=0.1Hz,Fs=0.05Hz,Ap=0.1,As=10.0

参考文献:1978「漸化式デジタル・フィルターの自動設計」 斎藤 正徳 物理探鉱 第31巻 第4号 240-263

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